smileLIFE
2026.6.26
酷暑でトラブル増加!
あなたの「目」、夏バテしていませんか?
眼科医
監修
お話を伺ったのは
眼科医 有田 玲子先生
伊藤医院副院長。ドライアイ、特にマイボーム腺機能不全(MGD)の研究と診療の第一人者で国内外で多数の論文を発表。テレビ・雑誌などメディア出演も多数。
夏は肌だけでなく、「目」もダメージを受けやすいシーズン。
見落としがちな「目の健康」について、専門家に話を伺いました。
目次
年々暑く、長くなる夏
「目」は、ダメージにさらされています!
長期間の強い紫外線
目はむき出しの臓器〝脳〟も
日焼けする⁉
目は皮膚や骨に覆われず露出している臓器。〝脳の窓〟とも言われ、目から入った紫外線によって脳が日焼けすることで、自律神経のバランスが崩れてしまいます。
Topic
目の一番奥の「網膜」は脳の一部。紫外線によってDNAが損傷すると、最悪の場合失明することも。

空調による冷えと乾燥
冷えた空調が悪影響を及ぼす?
深刻化するドライアイ
エアコンの風が目に当たると涙が乾き、ドライアイ化。ダメージを受けやすい状態に。また、空調で目が冷えることで涙も蒸発しやすくなります。
Topic
ハンディファンは顔との距離が近いため、10秒以内に涙が飛んでしまい気づかないうちにドライアイに。

大事な役割を果たす「目」
でもケアは後回しにされがち
私たちが得る情報の8割は視覚情報。しかし視覚を司る「目」のケアは意外と怠りがちです。
「夏の目は肌以上に紫外線にさらされていると言えます。またWHOや環境省のデータでも、毎年紫外線量が増えていることが分かっているため対策が必須」と話す、眼科医の有田玲子先生。
また、今や夏には欠かせない空調による乾燥も目には大きなダメージになるようです。
「空調の風による影響も深刻ですが、実は見落とされがちなのが温度変化です」。
冷房が効いた室内では目が冷え、乾燥を防ぐため分泌される涙の油分が溶けなくなるそう。
目のダメージチェックリスト
- 目が充血する
- ゴロゴロとした違和感がある
- 涙が出る
- 目がかすむ
- まぶしさを感じる
- 目を開けづらい
- 目が乾燥する
- ピントが合いにくい
など目のダメージを放置すると…

シミや赤みの原因となる紫外線「UV-B」が起こす急性の炎症。そして、シワやたるみの原因となる紫外線「UV-A」は目の奥まで届くため、対策をしないと深刻なダメージに。
白内障リスク
紫外線を浴び続けることで水晶体のたんぱく質が変性。目の中の水晶体が濁る白内障につながります。
質の良い涙の油分を補うマイボーム腺が冷え、油が補給できなくなるため、油分が足りずより乾きやすい状態に。本来、潤っているはずの目の表面が乾き、ドライアイが進行します。
アイフレイル
加齢や環境要因で目の機能が低下することをアイフレイルと言い、ドライアイは典型的な症状です。
次回7月1日(水)配信の後編では、「紫外線」と「乾燥」を避けるための5つのケアをご紹介しますので、お楽しみに。

