キレイの近道
20年後も楽しく歩くために!
50代からの
ウォーキングのすすめ
2024.9.20
健康運動指導士
黒田 恵美子先生
一般社団法人 ケア・ウォーキング普及会代表理事。生活習慣病、フレイルなどの予防改善を中心に、健康寿命延伸のための運動の必要性を啓もう。人生の最後まで、自分の足で歩くことを目的とした「ケア・ウォーキング®」を考案し、簡単で痛みの起こらない体の使い方、修正法、動作改善を提案している。
50代を過ぎたら知っておきたい
ウォーキングのメリットを、専門家に伺いました。
体への負担が少ない!
ウォーキングで健康的に
「50代以降は体のあちこちに衰えを感じます。20年後、自分の足でしっかりと歩く姿を想像できますか?」と話すのは、ウォーキングで健康を促す活動を続ける健康運動指導士の黒田恵美子先生。
体への負荷が少なく、お金をかけずに自分のペースで気軽に始められるウォーキングは、「女性こそ続けるメリットが大きい」と教えてくれました。
女性こそメリットが大きい!
ウォーキングの効果とは?
「更年期障害に良いとされているヨガが〝静〟だとすると、ウォーキングは〝動〟。
ウォーキングで交感神経を刺激することで、運動後は副交感神経が優位になり自律神経が整います」と黒田先生。
また、50代以降急激に減少する筋肉量を維持するほか、関節痛や腰痛の予防、内臓や脳ひいては心の健康など、ウォーキングにはメリットばかり。
「窓に映った自分の姿にビクッとするのも50代から。特に、自分では見えない後ろ姿に〝老い〟が出るため要注意」と黒田先生。
そして、ウォーキングの効果を高め、体型を保つためには、〝歩き方〟が何より重要なポイントだと言います。
買い物の時間でもOK、
まずは1日10分を習慣に!
続けると変わる、
ウォーキング3つのポイント
さまざまな効果が期待できるウォーキングですが、女性は男性に比べて体幹が弱く体がブレやすいため、歩く時の姿勢への意識が重要だそうです。
「体を傷めないきれいな姿勢で歩くことが何より大切」と黒田先生。
例えば、腕を斜めに振るとお尻が横揺れし、ひざが内側に入るなど体に負担がかかります。
一方、腕を体と平行に振ることで、足が自然と前に出るように。
また、腕と足をよく動かすためには、事前のストレッチで体をほぐすことが大切です。
さらに、ウォーキング後には足まわりのマッサージでがんばった足を労ることも忘れずに。
「買い物の行き帰りでも歩き方を意識してみてください。続けることで、変化を少しずつ感じるはずです」。