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春を感じる新茶の香り

2021.05.12

be in full bloom

変わりゆく季節の香りを楽しむ

桜の花が咲く頃に降り、花を散らす春の雨。
そんな雨が降り止む頃、初夏を迎える節目となる『八十八夜』が訪れます。
今年の暦では5月1日。
茶摘みの歌として耳馴染む「夏も近づく〜八十八夜〜♪」とあるように、これを機に、茶畑では茶摘みが始まります。
八十八夜に摘んだ茶葉は、長寿の薬とも言われたそうです。

『米』という字は、八と十と八を重ねてできあがる文字。
そこで、八十八夜は縁起の良い〝農の吉日〟ともされ、苗代(なわしろ)に種籾(たねもみ)を蒔(ま)く日の目安ともなっています。

また、陸だけではありません。
瀬戸内海地方の港でも、八十八夜から約1ヵ月は産卵に鯛などの魚がたくさん集まってくるため、魚島時(うおじまどき)と呼び、豊漁の続く頃と言われています。
九州南部に位置する種子島や屋久島では、トビウオ漁開始の時期とされています。
この時期に合わせてお祭りが行われる地域も多いようです。

この時期、茶畑で摘まれたばかりのやわらかな『新茶』がたくさん出回ります。
一番茶とも呼ばれる春先のお茶は、お茶の旨味であるテアニンやアミノ酸などを多く含み、渋みや苦みが少なく、逆にうま味が多く爽やかな風味があります。

お茶は種類によって淹れ方のコツが。
ほんのひと手間でおどろくほどおいしいお茶を淹れることができるので、お茶屋さんで尋ねたり、本やネットで調べてみてはいかがでしょうか。
馥郁(ふくいく)たる香りが口に広がる、この時季ならではの新茶のおいしさ。
淹れる時間も楽しみながら、ぜひ味わってみてください。

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