smileUP

キレイの近道

ヘア&メイク村上智子のビューティースタイル

自覚しづらい〝体臭〟対策

2020.6.26

もしかして私…クサい?
村上智子

村上智子 ヘア&メイクアップアーティストとして多くの女優・俳優、著名人などを担当。美容のプロとしての徹底したこだわりは業界でも信頼を集め、30年以上のキャリアをもつ。「天使のララ」やスキンケアシリーズなどの愛用者でもあり、2008年よりエミネットの情報誌・エミ通信にて美容コラムを掲載。真の美しさのため幅広いジャンルにアンテナを高く掲げ、独自の視点で厳しく切り込む〝村上流〟美容情報が大人気。

村上智子
村上智子

深刻なマイナス要素も大きい近年の〝香り〟事情

『香害(こうがい)』という言葉をご存知でしょうか?
香水や香りの強い柔軟剤などの香り成分により頭痛や吐き気、アレルギーなどの症状が誘発され、健康に害を受けることです。
極度に過敏になるのも良くありませんが、季節的にも消臭が気になる時期。
今回は〝体臭〟をテーマにお伝えします。

以前、従兄弟から、香害により幼稚園や小学校で『柔軟剤使用禁止令』があったことがあると聞きました。
私も一時海外から流行した柔軟剤のニオイに酔ってしまい、気分が悪くなったことを思い出しました。
香りが強い柔軟剤を使うと、当然衣類やタオルなどに香りが残ります。その香りが問題なのです。

中高生になると、体臭を気にして香りの強い柔軟剤をリクエストする子供たちも多いそうです。
ですが、思春期のホルモン分泌に加え、肉食文化の今の子供たち…体臭と香りの強い柔軟剤と消臭スプレーが混ざり、なんとも言えぬ不快なニオイになってしまうことも。
社会人でも隣席の人の体臭や強い香りで、アレルギーや体調不良で働けなくなった人もいると耳にしました。
『スメルハラスメント』という言葉も取り沙汰されています。

村上智子

女性も30〜40代で〝加齢臭〟が発生

極度に過敏になるのは良くありませんが、体臭は自分ではあまり分かりません。
体臭の代表的なニオイである〝加齢臭〟は高齢になってからと思っていましたが、実は男女ともに30〜40代から発生します。
その頃は汗などのニオイと混じりもっとも刺激臭を感じる時期です。

年齢によってニオイは変化する

20代 30代 40代 50代

人は思春期を迎え〝ワキ臭〟や〝ホルモン臭〟が発生します。
30代を過ぎるあたりから、体臭は肉体の老化・体の酸化により〝アブラっぽいニオイ〟を感じます。
皮脂が酸化し変化することによるニオイです。
20代までの皮脂と比べると粘り気も出て、40歳を過ぎると古いアブラのニオイになります。
人間の皮脂もアブラの一種です。
加齢に伴い酸化のスピードは速くなります。
加齢臭は『人体が劣化することで発生するニオイ』と言えるでしょう。

村上智子

毎日の生活でのニオイ対策

〝ソープ〟を正しく選択

石油系の界面活性剤が配合されているものや、強いメンソール系、香料が強いものはおすすめできません。
着色料や強い香料などの添加物が配合されているものや、洗い上がりすぐに乾燥を感じるソープは絶対にやめましょう。
洗浄力の強すぎるものは皮膚を乾燥させたり、傷つけてしまいます。
過剰な皮脂の分泌を促し、体臭の原因になります。

ボディソープは固形と液体がありますが、固形の方が成分をたっぷり入れることができます。
液体ソープは水分が少ないと固まってしまうので、約6〜7割が水分という商品も多くあります。
固形ソープの方が成分が濃く、効果があると言えるでしょう。

体を〝正しく〟洗う

顔の洗い方をチェックする人は多いですが、おろそかにしがちな体の洗い方。

ニオイの元を落とすつもりで体をゴシゴシ洗っていませんか?
ナイロン繊維のボディタオルでゴシゴシこすると角質や皮脂などを落としすぎてしまいます。
角質や皮脂は、皮膚から水分が蒸発しないように肌のバリア機能を高める働きをしています。
皮脂を落としすぎると、逆に皮脂が過剰に分泌されてしまい〝体臭〟の原因になります。

体も顔を洗うときと同様に、手のひらで泡のクッションを動かし、やさしく洗い流すだけで十分です。
泡の中に、雑菌やホコリ、余計な皮脂などは吸い取られます。
キメ細かい泡が最も効果的。
質の良い固形ソープで、泡立てネットを使って作った泡で、肌を包み込むように洗ってください。

皮脂の分泌量の多い部分

村上智子

自分のニオイ。他人のニオイ。配慮は必要です

ニオイに関して極度に敏感な方もいれば、鈍感すぎる方もいます。
鈍感というより自分のニオイに気づきにくくなっていると言った方が正しいかもしれません。
他人の家のニオイには違和感を感じますが、自分の家のニオイは慣れていて感じにくい。
自分のニオイについてもそれと同じです。

生きていれば誰でも体臭は発生します。
心地良く感じるニオイで人と人が結びつくこともあれば、逆もあります。
自分にとって良い匂いでも、他人には迷惑かもしれません。
これも人と人とのコミュニケーション。
体臭をポジティブに感じるか、ネガティブに感じるかは、いろいろなことが要因となるため、まず人間関係に寛容になる必要があるのではないかと思います。

この記事をシェアする

  • facebook
  • twitter
  • LINE

記事カテゴリ